「読む・論じる」
たまに書店を覗いてみると、「10代からの○○」とか「20代からはじめる○○」という感じのタイトルの書籍をけっこう見かけます。対象年齢から外れていようが、私はこのテの本を平気で買って読みます。というのも、こうした本は、入門用としてすごく練られた内容…
かつて、その確かな批評眼と明晰な文章力で、世の文筆家に恐れられた文芸評論家がいました。それが谷沢栄一と向井敏です。彼らの書評は文壇や学会の風向きなどにおもねる所が一切なく、くだらない言辞には舌鋒鋭く批判を浴びせかけ、その徹底的な容赦の無さ…
仕事をしていると本が読めない。これはまったくもってその通りです。明日が仕事というだけで本を読むのが億劫になるんですよね。そうなってくると休日も読むのが億劫になり、買った本は積み上がるばかり。そんな読書生活を続けたせいで、自己紹介で「趣味は…