完全に私事で恐縮なのですが、私が勤務している会社では「ダブルワーク」が禁止されています。仕事終わりにバイトに入ったり、週末にちょっと雇ってもらって働いたりとかは出来ないようになっているのです。スケジュール調整の観点から好ましくない、というのがその理由なのだとか。特に、有給の自由も利かず、不規則なシフトを職場の上長が勝手に組むような職種だと、こういうことって結構ありますよね。
とはいえ、ウチの会社の場合は、別に「副業そのものを禁止している訳ではない」というのが、姑息というかセコいというか分かりにくいところなんですよね。自分で何かを仕入れて売ったり、自分のスキルや作品を売ったり、というのは認められているんですよ。なので会社から「副業NG」のお達しがあったとしても、あまり悲観的にならずに、まずは総務部に相談してみれば意外な道が開けるかもしれませんよ。まあ、このご時世、副業を禁止する方が不条理なんですけどね。本当は。
内容紹介
本書は、オンライン委託の業務の中でも、特に事務の仕事に的を絞った解説書です。クラウドソーシングサービスの登録方法、オンライン事務に必須のツールの紹介、それからオンライン上での注意事項や細かいノウハウなどがたくさん載っています。
わざわざ休みに仕事を入れるなんて正気とは思えない、なんて昔の自分なら思っていたでしょうね……。でも、こうした仕事を掛け持ちすることで、立派に生計を立てることも可能だと知りました。こうしてみれば、もはや企業に所属する方がリスクとして大きいような印象さえ抱きます。「副業」ならぬ「複業」という流行語もありますし、これからは企業に勤めるよりも、こうした働き方の方が主流になりそうです。
感想
実は、この本のような「副業のための実用書」は初めて読みました。まずは単発の案件で、月に数千円ほどの稼ぎを安定して得ることを目標にしたいところです。ただ、私の場合は長期の雇用契約が結べないため、あまり本腰を入れて副業をやることないでしょうね。これだけで生活費を稼ぐのは、正直、心許ない感じもありますし。でも、大切なのは経験を積むことだと思います。こういう稼ぎ方に慣れておけば、後々の人生で何かの役に立つことでしょう。
類書がたくさんあるので、興味のある人は納得の行くまでいろいろと読んでみるのもいいかもしれませんね。どちらかというと、オンライン事務よりはプログラミングやアフィリエイトが人気であるように見受けられました。どうせ副業をやるのなら、自分にとって楽な仕事をとことん「選り好み」すべきだと思います。数万ほど安定して稼げる仕事を本業以外に二つほど持てたら、生活水準もかなり上がってきそうな感じがあります。そう、これこそ「複業」というヤツですね。