詩情の源泉

「詩歌」をテーマに定めた読書ブログ。

短歌・俳諧

『傾いた夜空の下で』

岩倉文也は、とても現代的な登場の仕方をした詩人と言えるでしょう。というのも、彼は丹精込めて作り上げたであろう詩の発表の場のひとつに、敢えて旧ツイッターを選んだのです。いや、今でこそSNS上で詩を発表する人間自体は珍しくもないのでしょうけども、…

『今日は誰にも愛されたかった』

ジャンルを跨いだコラボレーションというのは良いものです。それが初めての試みであればなおさら素晴らしいものになると思います。その試みそのものに価値があるのです。完成度について論じるのは、それはまた別の尺度ということです。 さて、本書は詩と短歌…